Pathee engineering blog

世界をしなやかに変えるエンジニアたちのブログ

Pathee is 何 | Pathee Advent Calendar 2021 Day 1

これはPathee Advent Calendarの1日目の記事です

こんにちは。エンジニアリングマネージャの土田です。
2年ぶりにPatheeのAdvent Calendarをやっていきます!

Patheeの基本情報

せっかくなので、改めてPathee社の概要を伝えるところから入りたいと思います。

Patheeという会社

Patheeって何の会社?」

と聞かれると、どの粒度で答えるのが適切なのかはいつも迷うのですが、端的に答えると

Patheeっていうメディアサイトと、STORECASTっていうマーケティングツールを作っている会社」

になります。

作っているプロダクト

PatheeとSTORECASTがそれぞれどんなプロダクトなのかは、是非以下のリンクから確認してみてください。

Pathee

pathee.com

STORECAST

storecast.io

※STORECASTはご契約頂かないとプロダクト自体にはアクセスできないため、参考に開発環境の画面を置いておきます。

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各種メディアリンク

もっとPatheeを詳しく知りたい方は、以下のように各種メディアでの情報発信も行っておりますので、ご確認いただければ幸いです。

このブログもですね!

開発情報

前置きはここまでにして、ここからは技術ブログらしく、プロダクト開発観点からのPatheeの話です。

開発スタイル

Patheeでは現在、以下の勤務・開発スタイルを取っています。

リモートワークは必要に迫られて始まったものでしたが、2年たった今でも継続して実施しています。
スクラム開発自体はオフィス勤務の頃からでしたが、そのときはホワイトボードを中心にして、ワイワイやりながらだったので、リモートワークで変わったところを中心にお伝えします。

スクラムでリモートワーク?

現在Patheeスクラムチームは1チームで、DEV(4人)、PO、SMの構成を取っています。
スプリントは2週間を1スプリントとしており、通常は木曜がスプリントの切れ目になるように各種イベントを計画しています。

オフィスのときにはホワイトボードと会話で行っていたことを、リモートワークでそのまま行うことは不可能なため、 必要なコミュニケーションを取るために、主に以下のツールを活用しています。

  • Zoom
  • Slack(ハドルミーティング)
  • JIRA
  • miro

それぞれスクラムイベントごとにどのように利用しているかというと・・・

デイリースクラム

現在のデイリーは朝10時からなので、時間になったらDEVとSMで開発チーム常設のZoomに入り、朝の挨拶をしながら始めていきます。

DEVのファシリテーター担当がスプリントバックログを記載したJIRAを画面共有し、各人の状況報告を促していき、 前日までに起きた障害の有無や、連絡事項の有無も確認していきます。

SMは特になければ見ているだけです

デイリースクラムが終了したら、少し雑談をしたりしなかったりして、その後はSlackのハドルミーティングに移って、スプリントの作業を行うようにしています。

ハドルは基本ミュートにしておき、話したいことができた人が適時解除して話していくような使い方をしています。

オンラインにしたときに困ったのは、各人が話す順番でした。
オフラインのときはホワイトボードを囲ったときの並びで順々に話していましたが、Zoomの画面表示は人によって異なるので、 「あれ、次、誰?」みたいにお見合いすることになりがちでした。

この問題に対しては、チームの発案で、事前にローテーションの順番を決めることで対応していました。

リファインメント

リファインメントも同じようにZoomでJIRAのバックログを共有しながら行っています。

ストーリーポイントを出すとき、オフラインのときはカードを使っていましたが、今は指でポイントを表現してもらっています。
カードだと文字が小さかったり、バーチャル背景に溶けたり、そもそもなかったりしたので、特に誰が言うわけでもなく指に落ち着きました。

13とかを表現するときは、カメラの左右を気にするのがちょっと大変ですが、会話で解決するのでフィボナッチ数列だと指で対応できます。

スプリントレビュー

もうここまで来るとZoomの件は書かなくても良い気がしますが、スプリントレビューもZoomで行っています。

スプリントレビューに関しては、オフラインの頃よりも良くなったように感じています。
オフライン時はプロジェクターに写しながらでしたが、それが画面共有になったのと、指摘がコメントでも残せるようになったこと、 そもそもプロジェクターよりもはっきり見えて声もよく聞こえるため、話し手・聞き手ともにレビューのストレスが減ったように思えます。

スプリントレトロスペクティブ

レトロスペクティブは、Zoomとmiroを使って行っています。

miroにKPTを記載するスペースを作成しておき、各自が付箋を作って書いていくようにしています。

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ホワイトボードを使っていたときは、グルーピングの際に枠で囲んでいましたが、miroになってからは付箋を寄せるだけになっています。

スプリントプランニング

プランニングはちょっと変則的で、

  1. JIRAを見ながら今スプリントで取り組むバックログを決め、
  2. 決めたバックログのスプリントタスクをmiroを使って整理してから、
  3. JIRAにサブタスクとして転記する

というやり方でやっています。

スプリントタスク出しからJIRAでやった場合、タスク順の調整やタスク内容の検討がやり辛く、一覧性もよくなかったため、今のようなやり方に落ち着きました。

リモートワークでスクラムは可能なのか?

オフィスで勤務していたときは、「リモートワークでスクラム開発は大変だと思いますねー」とホワイトボードを見ながらたまに話していましたが、 実際やってみると、ベロシティを落とさず(むしろ若干上がった)、スプリントが回せている結果から見れば

スクラム開発はリモートワークにむしろ向いている」

ということになってしまい、思わず苦笑してしまいました。

実際、コミュニケーションツールのおかげで、モブプログラミングのハードルも、オフィスより下がっている気もします。 確かに「たまたま聞こえてきたから回答する」などはできなくなりましたが、逆にそれがないことでより集中できているのかもしれません。

なので、スクラムマスターの観点からも「全員がリモート参加なのであれば、リモートでスクラム開発も十分に効果あるよ!」と言えるなと、今回の経験で思うようになりました。

まあ、ただ、リモートワークだと「お菓子キター!」がないのが残念ですね🍩